美白とは何か?

ほぼすべての女性が関心を持っている美白。しかし、そもそも「美白」とは何かを明確に定義できる人は少ないのではないでしょうか?

歴史的に見ると美白という言葉は新しい言葉です。90年代にある化粧品メーカーが作った造語で、その後一般的に広く使われるようになりました。

今では当たり前のように使われている「美白」ですが、実は法的に定義された「美白」概念があります。そして、この法律上の美白の定義と、一般消費者が考えている美白のイメージは、しばしばずれているのです。


法律上の「美白」の定義とは?

法律上の定義によると、美白とは、「メラニンの生成を抑制し、シミやくすみを防ぐこと」です。

そして、この定義による美白効果を謳った化粧品を販売するためには、「医薬部外品」という登録をして販売しなければなりません。

医薬部外品は、「化粧品」と「医薬品」の中間的な位置にくるもので、おだやかな薬理作用が認められた成分が配合された製品です。「医薬部外品」は、有効成分としてその成分名や効果効能を一般の化粧品以上に表示することができます。

たとえば、「シミを防ぐ」「美白効果がある」という表示は、このような医薬部外品にしか認められていません。

一般の化粧品では「美白効果」などの表示をつけて販売することはできませんが、医薬部外品なら美白化粧品であるという表示をつけて販売することができるため、多くの化粧品会社は、一般化粧品ではなく医薬部外品扱いになる美白化粧品を販売することに意欲的なのです。

しかし、一般化粧品として分類される化粧品(たとえばオーガニック化粧品)でも、以下で説明する「消費者が求める美白」に充分に応えられるものもありますし、ニーズ次第では医薬部外品である美白化粧品よりも効果が得られる可能性もあります。

また、美白という表示は医薬部外品のみに認められており、食品や健康食品には表示できませんが、体内に取り入れる食品や健康食品からも美白のサポートになる効果を得ることはできるのです。


消費者が求める美白

コスメ調合室フルフリフリフラが行った消費者の女性からの美白に関するアンケート調査によると、消費者の多くが求める美白とは、「肌を透明感を感じさせるように美しくし、シミをうすくしたり予防したりすること」だそうです。

>>>参考記事 本当の美白とは何か

確かに、シミを薄くすることについては、法律上の定義による「美白」化粧品でも効果が認められています。

しかし、上記の調査でほぼ100%の回答者が期待する、「肌に透明感が出ること」は、法律上の定義による美白化粧品で得られるとは限らないのです。むしろ、美白化粧品ではない一般化粧品を使った方がこの目標を達成できる可能性もあるということです。

「美白化粧品を使ったけどうまく美白ができなかった」「美白が効かなかった」という現象は、このような市販の美白化粧品が目指しているものと、消費者側の期待のギャップによって生じるものかもしれません。

ですので、「美白したい!」と言う思いが「シミを消すことではなく肌に透明感を出したい」である場合、美白化粧品を使うことは必ずしも近道ではないかもしれないという可能性についても理解しておいた方がいいでしょう。

また、そもそも美白のためには、化粧品(スキンケア)以外のアプローチの方が有効であったり、または併用した方が相乗効果をもたらしてくれることががあります。ですので、美白したい=化粧品を使わなきゃと思い込む必要はないのです。


自分が「美白」に期待しているのは何だろう?

美白したいと思ったら、美白化粧品を探すよりも、「美白」という言葉で自分がイメージしていること・期待していることを掘り下げ、そこから自分にぴったりの製品・アプローチ法を探し出すことが、効果的な美白への近道だと考えられます。


敏感肌の場合は特別な配慮も必要

ただし、敏感肌の場合、上記のニーズ・期待を実現するためには特別な配慮も必要となります。なぜなら、上記の美白アプローチは言うなれば攻めの美容であり、敏感肌には刺激が強いこともあるからです。

敏感肌の根本原因は肌バリア機能低下です。敏感肌の場合は、この肌バリア機能の低下の原因に対処しながら美白を行うことが重要になります。詳細は、こちらの記事をご覧ください:

>>>敏感肌と美白